顕微鏡を知ろう!
小中学校の理科の時間は、科学的な考え方を育む大切な時間です。そのときに手にする機会が多いのが「顕微鏡」。植物や昆虫のかたちを調べ、私たちの体が細胞からできていることを学び、食塩の結晶や微生物の観察などを通して、自然への好奇心を刺激します。小学校の理科室だけでなく、ご自宅でも、顕微鏡のレンズの先に広がる未知なる世界を体験してみませんか?
顕微鏡について
顕微鏡には「生物顕微鏡」「実体顕微鏡」の2つのタイプがあります。どちらが向いているのかは、観察対象によってちがいます。
生物顕微鏡
学校の理科や生物の授業などでよく使われるタイプの顕微鏡です。
- 観察対象をスライドグラスにセット(プレパラート)して観察します。
- 鏡や照明装置から光をあて、観察物を下から透かして見ます。
- 300倍や500倍などの高倍率が使えます(総合倍率40〜1000倍)。
- 植物の花粉や、動植物の細胞、微生物の観察に適しています。
- 厚みのあるものは観察に向きません。
実体顕微鏡
ステージに置いた観察対象に上から光をあてて観察します。
- プレパラートを作る必要がなく、厚みのあるものを見るのに最適で、立体物の表面の様子や、生きたままの生物の姿を詳しく調べられます。
- 倍率は30〜60倍の低倍率。接眼部が双眼なので両目で立体的に見られます。
- 岩石や昆虫の表面、精密部品や電子基盤のチェックなど幅広く使えます。
倍率について
顕微鏡の総合倍率は「対物レンズ倍率」×「接眼レンズ倍率」で計算します。低倍率から高倍率まで切り替えて使います。顕微鏡には倍率の異なる複数の対物レンズがセットされていて、倍率を換えられるようになっています。(一部機能を除く)
観察できる対象、その見え方などを参考に選びましょう。
オススメの生物顕微鏡
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Entry Model / エントリーモデル
SC-800
学習用顕微鏡のエントリーモデル。初めての顕微鏡ユーザーが親しめ長く使える顕微鏡です。
最高倍率800倍の入門機、やがて訪れるステップアップまで、長く使える顕微鏡です。プレパラート破損防止の焦準ストッパーを装備します。 -
Standard Model / スタンダードモデル
ミクロナビ S-800
ミクロの世界をじっくり楽しめる、学習用顕微鏡の新スタンダードです。
誰もが使えるシンプルスタイル。白色LED照明装置付きでしっかりしたワンランク上の学習用顕微鏡です。