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オールインワンとしての抜群の操作性と美しいディスプレイによる視認性、スカイセンサーシリーズを超える充実した機能を備えた、新世代天体自動導入装置です。
「SXD2赤道儀」・ハイエンドの「SXP赤道儀」と、ビクセン赤道儀のフラッグシップ「AXD赤道儀」に対応、各機種に標準で搭載される最新の赤道儀コントローラー。多彩な機能と刷新されたインターフェイス、これぞ天体ナビゲーターの決定版!
Vixen 天体望遠鏡 STAR BOOK TEN CONTROLLERの特長
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高解像大型カラー液晶の使用で星々がより鮮明に
大きな5インチワイドTFTカラー液晶を搭載。
800×480ドットの高解像度・約6万5000色の多色表示パネルを採用。星図や文字が見やすくなり、天体ナビゲーション時の星雲・星団イメージ表示も可能になりました。
解像度の向上や発色数の大幅アップに伴い星図表示を刷新、落ち着いた色味で細部まで見やすくなりました。まぶしさを感じにくい夜間表示モードもあります。
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拡張スロットを装備
オートガイド機能を搭載したアドバンスユニット(別売)を、本体内にすっきり格納できる拡張スロットを用意しています。機能面でも一元化を図り、アドバンスユニットに接続したCCDカメラが捉えた星像を本体液晶の星図に同時表示、快適なオートガイド撮影を実現します。
※アドバンスユニットがなくても既存の外付けオートガイダーは使用できます。
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さらに正確な天体追尾へ
赤道儀の駆動部のように、複雑にギアが組み合わされた機械では、動きの方向を変えたとき、一瞬だけギアが離れて動作が止まるバックラッシュ現象が不可避です。STAR BOOK TENは緻密な制御によりこのバックラッシュ現象を補正し、抑えます。また従来のPEC(ピリオディックエラー補正)機能を改良し、電源を切っても補正値を保持できるP-PEC(Permanent-PEC)機能としました。これにより毎回のPECデーター取得を省略、より高度な観測も手早く準備できます。
(P-PEC機能はSXP、AXD赤道儀のみ)
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パソコンなどと接続・連動できるLAN端子を装備
外部機器接続用のLAN端子を装備しており、Windows OSが動くパソコンと繋いでプログラムのバージョンアップや、彗星データの追加が可能。
※パソコンとの接続には、別途クロスLANケーブル等が必要です。
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10キー(テンキー)でダイレクト呼び出しが可能
従来、コマンドの呼び出しや設定は全体的なメニューダイアログを開いたうえで選択しなければなりませんでした。しかし、STARBOOKTENでは、使用頻度の高いコマンドを10キーそのものに割り当てているため、ワンプッシュで目的のメニューを呼び出すことができます。さらに星座の導入では、星座のおおよその方向を導入する機能のほか、その星座に属する恒星もバイエル記号で指定できます。固有名のないわかりにくい恒星でもアライメントの対象としやすくなりました。
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豊富な記憶天体
観測しやすい有名な天体の諸データに加え、カラーイメージも紹介。星図の拡大表示時には惑星の視直径や満ち欠けも再現できるようになりました。
記憶天体数272,342個。圧倒的な天体記憶数を誇ります。SAO星表に収録されている恒星258,997個、存在が確認されているメシエ天体109個*1、NGC天体7,840個、IC天体5,386個、太陽、月、惑星(準惑星を含む)8個までを収録しました。また惑星やメシエ天体などの一部天体は画像付きで解説を表示できます。
*1 ロストメシエ(存在が確定していないメシエ体)について
M40→欠番。M91→NGC4548、M102→NGC5866として適用しています。
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多彩な天体表示設定が可能
コントローラーの限られた画面内での視認性を確保するため、表示方法をユーザー設定できます。表示する天体種別や名称、表示等級を制限するなどの機能を駆使して表示をカスタマイズすることができます。
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オートガイド画面の同時表示
拡張ユニットのオートガイダーカメラが捉えた星像を、星図画面に同時表示。ガイド星導入やガイド動作の確認などもSTAR BOOK TENで一元管理できます。
※アドバンスユニットなど、別売オプションが必要です。
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ビクセン望遠鏡ユーザーからの声を反映した結果、さまざまな改良点が盛り込まれました
■彗星、人工衛星の軌道要素をユーザー登録可能。また、パソコンと接続することにより、ブラウザーからのユーザー登録にも対応します。
■太陽、月、惑星(準惑星を含む)、彗星*2、人工衛星*2を自動導入、さらにそれぞれの天体に対応する追尾が可能です。
■ユーザー座標の登録が可能です。登録できる内容は赤径赤緯座標だけではなく、地上物の高度方位座標もOK。
■アライメント情報を記憶できます。望遠鏡を動かさない状態であれば、電源をOFFにしてもアライメント情報を維持することができます。
■アライメント情報を消去できます。従来、一度アライメントポイントとして記憶すると消去できず、やり直す場合は電源を切った上で再設定する必要がありました。STARBOOK TENでは、任意のアライメントデータを消去することができます。
■子午線反転を回避。鏡筒反転のタイミングをユーザーが設定できます。任意の設定をすることで、追尾中に目的天体が南中した場合でも鏡筒反転を回避させることができます。
*2 軌道要素が登録済みであることを前提としています。
仕様
STARBOOK TEN コントローラー
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CPU32bit RISC Processor 324MHz
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画面TFT型5インチカラー液晶画面 WVGA(800×480=384000pxl) 65536色 可変バックライト付
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電源端子DC12V EIAJ RC5320A Class4
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オートガイダー端子6極6芯モジュラージャック
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赤道儀側接続端子D-SUB9PIN
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LAN接続端子10BASE-T
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電源観測時は赤道儀側より供給(DC12V)
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メモリー電池CR2032
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消費電力STARBOOK TEN 単独使用時:約0.5W(最大)
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大きさ169×154×30mm
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重さ380g (内蔵時計用メモリー電池・拡張ユニット・ケーブル類を除く)
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対応赤道儀SX2、SXD2、SXP、AXD赤道儀
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機能、その他LAN接続によるバージョンアップ対応 動作温度0-40度
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対応OSについてPC(WindowsXP、WindowsVista、Windows7、Windows8のいずれか)との接続が必要です。
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※コントローラーの互換性について「STARBOOK ONE」、「STARBOOK TEN」と「(旧製品)STARBOOK」、「(旧製品)STARBOOK Type-S」には互換性がありません。「(旧製品)STARBOOK」、「(旧製品)STARBOOK Type-S」に対応した赤道儀に「STARBOOK ONE」、「STARBOOK TEN」を接続した場合、またその逆に「STARBOOK ONE」、「STARBOOK TEN」に対応した赤道儀に「(旧製品)STARBOOK」、「(旧製品)STARBOOK Type-S」を取り付けた場合、製品が破損する場合がありますのでおやめください。