天体望遠鏡・双眼鏡から雑貨まで取り扱う総合通販ビクセン オンラインストア

双眼鏡を知ろう!

双眼鏡は正立の望遠鏡を2本並べて、両目で遠くの物を拡大して見るために左右とも同じ物が同じ大きさに見えるように調整された光学機器です。片目で見るよりも疲労が少なく、遠近感、立体感を感じる事ができます。携帯性に優れた小型軽量のものや本格的な大型のものなどバリエーションが豊富です。用途と目的に適した倍率や明るさ、サイズを選んで楽しみましょう。 双眼鏡とは

双眼鏡選びのポイント

適度な倍率
肉眼で観測した時の「1/倍率」の距離まで近づいたのと同じ大きさで見ることができることを意味します。(例:倍率10倍で800m先のものを見た場合、「1/倍率」=「1/10」の距離、つまり80mの距離まで近づいて見るのと同じ大きさで見えることを表します。)

双眼鏡を選ぶ上での一番のポイントはやはり倍率です。しかし、高倍率が良いというものではありません。手持ちで見るのであれば10倍までは見やすいですが、それ以上の倍率では手ブレによってだんだん見づらくなります。また、倍率が高くなるほどに像は暗くなり、視界も狭くなります。 用途に合った倍率のものを選ぶことが大切です。通常手持ちで見るのであれば倍率10倍くらいまでがおすすめです。それ以上の高倍率では、壁などにもたれて安定した姿勢をつくる、またはできるだけ三脚を使いましょう。 倍率

双眼鏡の商品名を見るとスペックがわかります。 スペック スペック

見掛視界
双眼鏡をのぞいた際、視野がどのくらい開けているかを角度で表しています。 従来、見掛視界は <実視界×倍率> の計算式により算出されていましたが、(株)ビクセン2009年度新規カタログ掲載製品からJIS規格B7151:2003に基づいた計算式が採用されています。 <JIS規格B7151:2003計算式 : tan ω'=τ×tan ω (見掛視界:2ω、実視界:2ω、倍率:τ)>

見掛視界65度以上のものを広角タイプと呼んでいます。(JIS規格B7151:2003に基づいた計算では「広角」は60度以上となります。)広い視野はサッカー等のスポーツ観戦、あるいは小鳥等の動きの激しい対象を追う際に威力を発揮します。見掛視界75度以上のものを 超広角タイプ と呼んでいます。視野がたいへん広いので、星空等の広がりがある対象を迫力をそのままにとらえることができます。 用途に合った倍率のものを選ぶことが大切です。通常手持ちで見るのであれば倍率10倍くらいまでがおすすめです。それ以上の高倍率では、壁などにもたれて安定した姿勢をつくる、またはできるだけ三脚を使いましょう。 広角タイプ

明るさ
スペック内の「ひとみ径」や明るさの数値が大きいほど像が明るく見えます。 「ひとみ径(ひとみの直径)」とは接眼レンズ(のぞく側のレンズ)によってできる対物レンズの像の直径のことです。「明るさ」は、ひとみ径を2乗した数値で、この値が大きいほど、暗い所で光を取り入れるため、猫や人間のひとみが大きくなるのと同様、像が明るく映り、夕方や夜間にも使いやすくなります。 スペック内の「ひとみ径」や明るさの数値

双眼鏡の種類

双眼鏡は、おもに 『 ガリレオ式 』 『 ポロプリズム式 』 『 ダハプリズム式 』 の3つのタイプに分けられます。

ガリレオ式
対物レンズに凸レンズ、接眼レンズに凹レンズを使用したシンプルな光学系です。小型軽量で価格も比較的安くできます。構造上、倍率はあまり高くできず(2-4倍程度)、視界も狭いのですが、明るさと小型軽量を生かしてコンサートや観劇等に使用されます。 折りたたみ式や低価格のものは、対物レンズが凸レンズ1枚の簡単なものです。高級タイプは、対物レンズに凸レンズと凹レンズを貼り合わせた色消しレンズ*が使われています。
*色消しレンズとは 凸レンズ1枚の場合、プリズムのように光の赤色側と紫色側で焦点を結ぶ位置がずれてしまい、像に色が付いてしまいます。そのため、材質の違う凸レンズと凹レンズを貼り合わせて、各色の焦点位置のずれを少なくしたレンズを色消しレンズ(アクロマートレンズ)と呼んでいます。 ガリレオ式

ポロプリズム式
対物レンズと接眼レンズの間に2個の直角プリズム(ポロプリズム)を入れて、像を正立正像にしたものです。古くから用いられている方式で、一般的な双眼鏡の多くはこの形です。左右の対物レンズの間隔が広いので、立体感を感じられます。 ポロプリズム式

ポロプリズム(直角プリズム)を2個、90度に組み合わせてあります。ポロプリズム方式はどうしても外形が大きくなりますが、最近では小型のプリズムを使用し、対物レンズの位置を内側に配置して小型軽量化した製品(マイクロ型 ・右上の写真)も多くあります。

ダハプリズム式
屋根型プリズムを使って鏡筒を真っすぐにしたもので、小型でスマートな形の双眼鏡です。折りたたみ式やポケットにすっぽり入るフラットタイプがあります。最近では大型のものも生産されていますが、プリズムに高い加工精度が必要なため比較的高価になります。ダハプリズムは、右下の写真のように、2個のプリズムを組み合わせて正立像をつくります。 ダハプリズム式

おすすめの双眼鏡

コンサート・演劇・美術鑑賞・講演会におすすめ

スポーツ観戦におすすめ

旅行におすすめ

アウトドア・バードウォッチングにおすすめ

スターウォッチングにおすすめ

RECOMMEND おすすめコンテンツ